「学ぶ」というのは「まねぶ」が語源であるといいます。学びは第一段階として、まねをすることから始まります。私たちは小さい頃からまねをして学んでいます。勉強や技術だけでなく、生き方や考え方まで、年を取っても学ぶことはたくさんあります。
まねるという学びの中から、自分との違いに「気付く」ことがあります。若いうちは謙虚にその違いを修正できる(=学ぶ)ことが多いのですが、年を重ねていく間に意固地になってしまって、自分の意見が正しいと思い込んで人の話を聞かなくなる可能性が大きくなります。そしてその状況に本人も気付かないことがよくあります。
心は本来頑固なものです。自分を支えていた生き方や考え方によってこんにちまで人生を歩いてきた訳ですから、それを簡単に捨てることはなかなかできません。そうなると、家族や他の人と意見が合わず衝突したり、お互いに心を閉ざしてしまいます。
仏教では諸行無常という考え方があります。自分自身を含めて、世の中は時間と共に少しずつ変化しています。昔の常識が今では非常識に変化していることもよくあることだと思います。そんな諸行無常の世、私も社会の変化や自分の変化を感じていますし、今も学びの真っ最中です。
明らかに良くないと思えることはまねないでおいて、とにかく今をまねてみる(学ぶ)こと。その学びの先に見える景色が見えたならば、次の段階に突入です。私もいつかそうなるといいなあ、と思っています。