五年後・十年後を予想してみると
私たちは皆、日々生活しています。生きていますと何かとアクシデントが発生します。例えば、風邪を引いたりけがをしたり、病気になったり、悩みを抱えたり、または大切な人との別れがあったり、何気ない日常が何事もなく過ぎていくことができるのはまさに「幸せ」なことではないかと思います。お釈迦さまが私たちに教えるのは、無常という考え方です。自分を含め、すべてのものは変化していくのだといいます。仏教は特に生老病死に焦点を当てています。ここでは時間の経過の中に当てはめてみたいと思います。五年前・十年前を振り返ってみます。
・環境の変化
自分の周囲の環境も大きく変わりました。五年前はコロナウイルスが日本国内での感染が始まり、私たちの生活様式が一変しました。また、遠い国での戦争が私たちの生活物価を押し上げました。地球温暖化が異常気象を引き起こし、農作物や漁獲量に影響を与えています。
・自分自身の変化
年を取ることはすべての生き物に平等に起こります。気持ちは変わらないと思っていても、我々の体のほうは確実に衰えていきますが、子供たちの成長は見ていても楽しみではあります。日々の生活の中ではあまり気がつかないのですが、長い目で見ると、確実に体の変化を感じることができます。そのうちに、だんだんと世代交代が進んでいって、こちらも確実に世の中の風潮や考え方の変化として現れてきます。
・余命から逆算してみる
例えば、自分が親の年齢まで生きたとしてその時を想像してみますと、まず思うのは「ちょっと考えられないな」かもしれません。今後、何年生きられるかは実際には分かりませんが、世の中には平均寿命という統計が存在しています。余談ですが、星祭りも先人の経験からくるもので、年齢の変化から起こる災難などに気をつけて下さいというメッセージです。なので、今の日本人が生きる年齢はおおよそのところは分かるということです。生きているうちに自分が何をしたいのか、何をしなければならないのか、そのためには今後どのような行動をしたらいいのか見当がついてきます。年の初め、目先のこと以外に、五年後・十年後くらい先の未来について考えてみたらよいかと思います。